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2009年04月29日

辛夷咲く

まったく空っぽの社長の心に間借りしていて退屈していたわたしに『チョコぉ花が咲いてきたよぉ』と社長の声が聞こえました♪
お庭の一本だけの辛夷に花が咲き始めました
『きれいだねぇ~』、『きれいだねェ~』わたし達、同時に感嘆しました。

社長は「チョコぉ、今日はお母さんの病院に洗濯物を届けに行くよ、チョコも一緒に行くよぉ」と云いました。


実は、毎日病院に行く度に「チョコはどうしている?」とお母さんに聞かれるので「お家で安静にしているよぉ」と、そらとぼけ続けているが、感の鋭いお母さんに怪しまれそうだ、これからの温かい季節には3階の病室から顔を出して自動車の中で待っているチョコに手を振る時に、チョコが居ないのがバレてしまう・・・・

今、バレたら大変だと、策略をめぐらしました。

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お部屋のヒーターの上にわたしが赤ちゃんの頃からかじったりなめったりしてワンワン兄弟のように遊んでいたワンワンぬいぐるみさんが居ります。そうです、ぬいぐるみさんにお母さんにバレないように「チョコに見えるようなもの」の代役をお願いするのです♪

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なるべく顔が見えないようにして誤魔化かそうと、以前の写真に似せてフード付きのセータを着せました。


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(2009年1月のチョコ)
   

 

バッグに入ると、なんとなく雰囲気が似てきました♪

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今日の夕方にお母さんの晩御飯用の補助オカズと洗濯物を持参する時に、わたしも付き合うことにしました。

こうしてバッグに入って自動車の助手席で、おりこうさんに待っている姿を見せて、安心させると云う計画なのです♪

社長は夕方だと、うす暗いし、お母さんが窓からみてもバレないだろうと怪しげな考えを自画自賛してました。

でも、辛夷の花の咲くこの時期にフード付き防寒着を着ているワンワンなんて居るのでしょうか?
お母さんに怪しまれたらどのように言い逃れるのでしょうか?
社長は『チョコは風邪気味で寒がっている』と言い逃れると云ってますが?

わたしは、間借りのお部屋の窓から見ていようと思ってます・・・

 
 
 


投稿者 choko : 10:30 | コメント (4)

2009年04月26日

Ubiquitous Choko

わたしが死んだ次の日の夜のことでした・・・・
わたしの意識は、お家の中をうろうろしてました・・・・

一人で帰宅したおトしゃんは、もう、わたしの「すり鉢ゴロゴロお粥」を作る楽しみもなくなり、自分だけの簡単ご飯仕度をしてました・・・・

一人でBEERを頂きながらボンヤリしていたおトしゃんは、 わたしがいつもおトしゃんの横に座っていた椅子に置いてあった、昨日までわたしに掛けてくれていた毛布を見て・・・・

突然に。

『チョコぉ・・・チョコぉ・・・・・ここに居るのか・・・』と、慟哭しました・・・・

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おトしゃんの脳の中でだけ見える絶対的わたしの相似形なのです♪
さすが、おトしゃんは毛布の中に居たわたしを解ってくれたのです♪

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錯乱状態のおトしゃんは、あの注射器にお水を詰めて、必死に毛布に飲ませようと試みてました・・・
・・・・そうでしたよねぇ、、わたしは最後に一口しかお水を飲めませんでしたからねぇ・・・・

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おトしゃんは、わたしの毛布を見て、わたしが毛布と一緒に居ると思ったようです・・・

世間の常識では、どう見ても、この毛布は、わたしではありません。
やはり、わたしが傍にいなければおトしゃんの狂気が露呈するのでしょうか?
おトしゃんは自分の脳を狂わしたいのでしょうか?

どうして、このように毛布が「わたしのようなもの」に成るのでしょうか?
これが奇跡と云うのでしょうか?
だとしたら、あまりにも安易で、いい加減な奇跡ではないでしょうか?
単なる毛布の皺なのですから。

でも、おトしゃんには・・・わたしに見えるのでしょうね・・・・
まして、わたしの汗も涙もおしっこも一杯付いた毛布なのですから。

実は、今、わたしはもう、会社勤務も無くなったので、あまり先の事は考えないようにして、おばあちゃんの横にいたり、お家に戻ったり自由にしてます♪
でも、おトしゃんに会うにしても、悲しいかな、何かの「わたしのようなものの実体」がなければ、表現できません。

おトしゃんは、あまりの嬉しさに、「わたしのような」毛布をナデナデしました・・・・・

毛布はつぶれ、一瞬にして、わたしは居なくなり、元の毛布になりました・・・・
哀れな社長は焦って、あれこれ毛布をねじったりしましたが、二度と、「わたしのようなもの」には戻りませんでした。

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社長は、「わたしのようなもの」だった毛布を抱きしめて気がふれたように『ユビキタス チョコだぁ』と喜んでました♪

何か、光が見えてきたのでしょうか?
虚空に遍在するわたしを感じてくれたのでしょうか?

わたし自身も、何か「わたしのようなものの実体」があれば、何とか今後も何とか成ることも無いことは無いので無かろうかと、虚空からおとしゃんの姿を見ながら光を感じてました。

初七日の今日、社長は丸めたタオルにジーンズを着せて「チョコのようなもの」を作り、座布団に寝かせて語りかけてくれました。。。。

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 あの毛布は、チョコの仕業だったのかい?
 このタオルを丸めた「チョコのようなもの」をチョコは気に入るだろうか?、
 次回もチョコは出てくるのだろうか?
 チョコの好きだったササミチップも置いておこうか?

 お魚釣りではありません。
 こうして、オカシク成ってきた社長が可笑しくなりました♪

おトしゃんは、

 あの毛布の皺の形は、私へのチョコからのメッセージとしか思えない・・・が、
 否か然りか??

と、自分の脳と葛藤してました♪

毛布チョコの件は、何なのでしょうか?
偶然なのでしょうか必然だったのでしょうか?
わたしとおトしゃん、この世もあの世も不可思議です。

投稿者 choko : 11:25 | コメント (15)

2009年04月25日

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2003年6月のチョコ


 チョコが居なくなってからの一週間・・・長い長い一週間でした。
 たくさんの方々から温かい言葉、コメントを頂き、お花や供物を賜り、皆様の人情に励まされました。
 所謂ペットロス症候群と云うのでしょうか、食欲が減少しウロウロ落ち着きが無く、身の置き場も無い、胸が締め付けられような暮らしが続いてます。と云っても辛い訳ではありません・・・何か爽やかな懐かしさに包まれ守られているような幸せ感、なのです。その感覚が日が経つほどに強くなります。
 数年前に、バッグ入りチョコと一緒に北大のA探検隊長を訪問したときに、その異様な風体を見た隊長から『ペットロス症候群と云うのは大変らしいよ』と助言を受けてました。私もそれなりに予測をしてましたので、このブログを書いたり本を作ったりの予防対策を講じたつもりでした。
 しかし、チョコの場合は私にとってはペットと云うよりもまさしく相方、つまりパートナーロス症候群とでも云うのでしょうか。24時間x365日x十数年間も私にくっ付いていた片腕を失ったような喪失感、寂寥感がおそってきます。
 片腕の相方を失うと、あらゆる事にその存在が無くなった戸惑いを感じます。私の暮らし、行動、予定等々にしっかりとチョコの存在を組み込んで思考する必要が無くなったのです。もうチョコのご飯をすり鉢で擂る事も必要なくなりました。
 可笑しい事ですが、自分でこのブログ「ワンワンの会社勤務」を何度も訪ねます。ここに来るとチョコと一緒にいるようなホッとする感覚に成れて救われます。
 ブログを訪ねて下さる皆様のコメント、気遣いが心にしみ入ります。

 チョコとの「ワンワンの会社勤務⑤」の出版約束もあります。暫らくはブログを書き足していきます。本来このブログは会社勤めチョコの業務報告でしたが、もうその制約はありません。業務報告でなくなったので本に掲載する記事は管轄税務署が業務部分と認める部分のみになります(笑)。
 後は業務報告とは無関係の内容の私の回想や「間借りのチョコ」とで、もう暫らくは続けていきます。夕陽をみている私自身に語るのでしょうか?

 時間が記憶を薄めてくれます。しかし記憶が薄まるのもやりきれないものです。
 私は自分の記憶が薄まらないように抵抗するほうを選択します・・・
 終わりの時にすばらしい記憶がよみがえるとありがたいなぁと・・・

(黒地の画面は緑内障の私の眼には楽なので、このままで続けます)


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2003年04月のチョコ 


投稿者 choko : 07:49 | コメント (12)

2009年04月22日


5歳のチョコ・・・会社に就職前の頃です。

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今日のチョコ 2009-04-23

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たくさんの方々が、ブログを訪ねてくれました。
チョコはたくさん、頭をナデナデしてもらったと思います。
ありがとうございます。
たくさんの温かいコメントを頂きました。何度も何度も声をつまらせながらチョコに読み聞かせました。
A先生Kさん 支部長KAさんのブログにお悔やみの言葉を頂きました。
電報、手紙、寄せ書き等の文面からは震える心が伝わってきます。
近所から、遠くのアメリカからも、チョコを愛して頂いた皆様からたくさんの可憐な花を頂きました。
花たちを見ていて静かに悲しみが広がってきます。
この花たちはチョコの心なのだなぁと、じぃーっと見つめてました。

チョコは、こんなにたくさんの皆様の愛につつまれておばあちゃんの傍で幸せに眠っております。

たくさんたくさんの愛をありがとうございました。
深く深く感謝申し上げます。
                               チョコとおトしゃん


投稿者 choko : 06:20 | コメント (7)

2009年04月21日

永眠のチョコの写真は辛いです。故に昔の写真です。

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投稿者 choko : 11:35 | コメント (4)

2009年04月19日

永久の別れ。

 チョコのおとしゃんです。
 私からの報告とお礼です。
 
 昨日夕刻から、チョコは水も飲めなくなり、時々辛そうになり、絶対に声を出したことが無いのに『えーんえーん』と泣いてました。辛かったのでしょう、枕元のチョコのベッドから身を乗り出して、離れまいと私にしがみついてました。

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深夜にも苦しそうに大量の嘔吐をし、私は『朝になったら落ち着くから、寝んねだよぉ・・』云いながら背を擦り続けて朝を迎えました。居間の座布団に寝かせ、ほんの少し水を飲ませました。おいしそうに飲んでチョコの顔が微笑んだのがチョコと私の最後の心のふれ合いでした。

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 6時20分。永久の別れです。
 
 

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 もう、目が開くことの無いチョコですが会社に連れて行き、いつものチョコの席に座らせ写真撮影です。長年の会社勤務の居場所でした。
 『チョコぉぉ』と呼んだら『なぁにぃぃ』と顔を上げそうです。
 今日は日曜日なので、チョコの同僚の机に頭を下げてお別れしました。

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このあとおばあちゃんの部屋にも立ち寄り挨拶し、ダンボール箱にお花と一緒に寝かせ、出棺準備です。
 自宅を離れる時に、本来であれば車のクランクションを長く鳴らすのでしょけれど、近所迷惑でもあるので、私は自分の口で『ブぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ』と言って、チョコと15年弱暮らした家を出ました。
 病院のお母さんにはあえて伝えません。励ます人もいない一人ぽっちの病院で聞いたら倒れこむでしょう。月末からの連休に一時帰宅に来た時に言うつもりです。

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 お昼、動物霊園で火葬をお願いしました。
 冷たくなって、動かないチョコを見ているのに耐えられなくて、すぐに火葬をお願いしました。私一人だけの家族葬です。私一人に全部の悲しみがきます。

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『さぁ、チョコ、帰るよぉ』と言ってもチョコは居ません、今までは車の助手席は必ずバッグ入りのチョコでしたが、今は遺骨が「カタカタ」いってます。

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 火葬場からの帰路、札幌台に立ち寄って遺骨と記念写真を撮りました。
 梅公園にも立ち寄り、チョコがピョンピョン跳ねていた原っぱでも記念撮影です。
 その他、今日一日はたくさんの思い出の場所にチョコの遺骨を連れて行ってきました。チョコの遺骨と帰宅するのが辛かったのです・・・これらは、後日ブログに記します。
 
 チョコが私の半径1m以内に24時間365日くっ付いていた暮らしもこれでお終いです。私の感覚に組み込まれてしまったチョコとの生活が無くなった後の暮らしをどのようにするか、まだ考えてはいません。重度のペットロス症候群になるのも、それはそれでかまわないと自覚しております。
 明日からは、2~3日、ブログは休ませて頂きます。というより、以前ののんびりペースに戻し、週に1~2回程度のブログの更新を「間借りのチョコ」と相談して続けるつもりです。
 チョコとの約束で、『ワンワンの会社勤務⑤』を来春に出版します。その為にも暫らくはこれらの原稿を書きます。これからはチョコとの新しい行動はないので回想やら追憶やらの事しか書けませんが、もう暫らくのお付き合いを頂けると幸いです。
 
 最後になりましたが、これまでたくさんの方々に、この「ワンワンの会社勤務」のサイトに訪ねて頂き、たいへんありがとうございました。
 そして、多くの方々からチョコや私に、あたたかいお言葉、激励、心、をコメントやお手紙で寄せて頂き、感謝にたえません。
 また、男親の私には思いもつかないような可愛いチョコの洋服、お菓子、本、お花、お人形等々を頂き、夢のような感激を味わいました。
 
 私が云うのもなんですが、チョコは皆様から愛されて大変幸せでした。
 ブログを通して多くの方々の優しくあたたかい心に触れ励まされました。
 「幸せ」と云う事を強く実感しました。
 
 チョコと私でお礼を申し上げます。
 ありがとうございました♪

  
  


投稿者 choko : 18:25 | コメント (49)

2009年04月18日

【絶対的】間借りの約束♪

今日で、注射器重湯のみの食事が40日続いてます。
水を自分で飲めなくなって10日経ちます・・・

お母さんに会えるかなぁとおトしゃんと洗濯物を届けに病院に行ってきました・・・
お母さんは無理が出来ないようで・・・
あ え ま せ ん で し た ・・

お昼に吐いてしまいました・・・
おトしゃんは、重湯が無理なら、せめて、お水を・・・と、ポカリスエットを薄めて飲ませてくれました・・

でも、それも吐いてしまいました・・・
夜には、茶色い胃液をもどしました・・・

体には、力が入らないのですが意識は鮮明です・・・

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はぁはぁ喘ぐわたしを、おトしゃんは抱っこしながら背中を何回も何回もナデナデしてくれました・・・

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わたしは、どうなるのでしょうか?


もう少し、おトしゃんと一緒に暮らして、わたし用の、「瓶詰シャブシャブ」を作ってもらわなけりゃ。。。
お母さんが、お家に戻ってこれるまで、わたしがしっかりしなければ。。。
一緒に札幌台にも登らなければ。。。
受付のお仕事もしなければ。。。。。。。。。。。。

もう、この世に居られる時は、あまりないのでしょうか・・・
わたしの居場所が無くなるのでしょうか・・・
そうしたら、わたしは何処に行けばいいのでしょうか・・・

今後の行く先を心配しているわたしに、おトしゃんはわたしをいとおしむように撫ぜながら社長らしい提案をしてくれました。

【普段からあまり神仏に付き合いの無いチョコも私も行き先は無いのだよぉ・・・私からチョコへの提案なんだけど・・・もしチョコが良かったら、あの世なんかに行かないで、私の心の隅っこに間借りしてもいいのだよぉ・・・私の心の内部はガラ空きだから・・・チョコの好きなだけ住み着いてもいいよ。長い付き合いだもの家賃なんかもいらないよぉ・・・どうだい♪】、との約束です。

わたしは【えぇぇぇぇ・・・】とビックリしました
これからも社長の心の隅に間借りしていれるなんて♪

そうです・・・離れまいぞと、しがみつけるのです♪

そういえば、社長のお臍の横には2年前からダニさんがもぐってしがみ付いたママなのでした♪
実績があるのです♪

死んでも、しがみついて、いれるのです♪
わたしは、まだまだうれしいなぁ・・・と思いながら・・・♪


い し き が と お の き そ う に な り ま し た・・・

投稿者 choko : 23:53 | コメント (5)

2009年04月16日

手作り瓶詰の幸せ

社長は、「長期保存可能オカズ瓶詰を作るヒトは幸せなのだ」と、自分の経験をもとに断言してます。
勿論、
◎常温で長期保存が可能。
◎解凍や過熱無しでも頂ける。
◎作った本人の好みの味付けで頂ける。
等々等々、一般的利点は沢山考え付きます。

今日のわたしは発作も嘔吐も無く、穏やかにすごせました♪
心と時間の余裕を得た社長はさっそく瓶詰製作を始めました。

材料は写真のとおりです。
材料でもないわたしも横に寝そべって記念写真です・・・
ごめんなさい、わたしには、もう・・・カメラに振り向く力はありません・・・

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それでは長期保存可能手作り牛丼瓶詰の製作開始です。
写真が面倒なので言葉のみで省略です。
以下、社長が多くの専門書を読破して、あみ出したお手軽方法です♪

①調理
  お肉付属のタレの説明書とおりに作る。ワインも少し入れる。
②肉詰め
  軽く沸騰したら熱湯殺菌したジャム瓶に詰める(専門用語で肉づめと云うそうです)。タレも半分くらい入れる。
③脱気
  瓶に軽く蓋して電子レンジで加熱し、タレが軽く沸騰したら手早く蓋を閉める。
④殺菌
  圧力鍋に入れて120℃で15分加圧殺菌します。
⑤検査
  社長は検査と称して、ビールを飲みながら味見します。


以上のような綿密な過程で「長期保存可能オカズ瓶詰」が作られるのです。
たらこのコンニャク和え、切干大根の煮付け、そして鱈の粕漬けの焼いたのなんかも保存できます♪
水分の少ない焼き魚やフランスパンなんかも、それなりに美味しく保存出来たようなのを、わたしも見てました♪

出来上がった、瓶詰と、目を閉じたままのわたしの記念写真です・・・・何の意味があるのでしょうか?

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実は手作り瓶詰の幸せは単なるオカズ保存の目的だけではないようです。
◎今日のように時間に余裕があるときに、未来の忙しい時に為に作っておくと、未来の自分が助かる。
◎何時でも頂ける安心安全自家製瓶詰がテーブルに置いてあるとで心が豊かになる。

社長は更なる利点をわたしに教えてくれました
一番の幸せは・・・
作った時、その時の思い出も、瓶の中に詰めて保存ができるのだよぉ・・

☆材料と一緒に寝転がっているチョコ☆
☆出来た瓶を見ているチョコ☆

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こうして、この時間の記憶も瓶に詰めておいて・・・・

未来に、開けた時には・・・

チョコとの、この思い出も、いっぱいいっぱい、瓶から出てくるよぉ♪
・・・と。
でも、今回の瓶詰はしょっぱい味なのではないのでしょうか?

社長は、今週末は瓶詰がいっぱいあるから、ご飯仕度も楽だ・・と喜んでます・・・
明日以降の週末は・・・・・・おトしゃんにいっぱいナデナデをしてもらって、静かに・・・静かに・・・穏やかにすごします・・・

 

投稿者 choko : 21:58 | コメント (2)

2009年04月15日

ワンワンベッド持参出勤

いくら頑張ろうと思っても、体が動かすことができません・・・・座布団の上で寝ていて寝返りをしたら、ずり落ちて・・そのまま動けません・・・

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社長は、安心して横になれるようにと、ワンワン用ベッドと、わたしの体形に合わせた手製の枕を用意してくれました♪
なかなか。。。寝心地が良いです♪

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最近は会社でも、何度も座布団から転がり落ちて情けない思いをしていたので、今日からはベッド持参で出勤しました♪
ベッドの縁が盛り上がっているので、落ちる心配も無く、わたしも社長も安心です♪

もう、自力で飲食は出来ないのですが、今まで通りお水のお茶碗とササミのお皿を置いてます。
勿論、新鮮なお水やササミも入ってます。

わたしが、お水を飲みたくなったらお水のお茶碗の所に、『にじり寄り』ます・・・・
その姿を見た社長はすかさず注射器でお水をすくって飲ませてくれるのです♪

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おかげさまで、会社でも何時間も熟睡してます♪

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社長は、「熟睡は良いけれど昏睡には気を付けなさい」と云いますが・・・どう注意すべきなのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


夜、わたしが、静かに寝ている横で社長がごそごそと怪しい装置を作って喜んでます♪
例の『家庭用長期保存可能オカズ瓶詰製作装置』なのです。
今回は更に安心安全瓶詰を作る為に精密なデータを収集する為に専門家のN支部長に上手い事いって作ってもらったのです。

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鍋の中が120℃に成ったのか?更に鍋の中のビンの中が120℃に成ったか?
時間は何分か?
温度計や圧力計のデータをコンピュータで分析して、一年以上保存可能なオカズ瓶詰を作る大計画なのです♪
こうして、試行錯誤を重ねながら研究を重ね、美味しいすき焼き瓶詰や切干大根瓶詰が生み出される予定なのです♪

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以前は、わたし用にシャブシャブお肉瓶詰を作ると云っていたのですが・・・今では叶わぬ事です。
社長は、「特製ワンワンお粥瓶詰」をつくるので、会社にお弁当として持参しようねぇ・・・と、わたしに期待を待たせてくれます♪
病院のお母さんには、「スキヤキ瓶詰がいいかなぁ・・・自家製牛丼がいいかなぁ」と、嬉しそうでした♪

そのうち・・・熱が冷めるではないのでしょうか・・・・
最近は乾燥リンゴ以外の乾燥野菜を作っていませんから。

瓶詰研究は、今後どうなるか・・・・もっともっともっともっと・・・見ていたいのですが・・・・・・・・・


投稿者 choko : 20:26 | コメント (3)

2009年04月14日

花のしたにて・・・

会社に花束が届きました。
わたし宛で届いたのです♪
お手紙も一緒でした♪
『14歳の女の子にもっとも可愛く、綺麗なお花を贈ります』・・と
T様からでした。
そう云えば、わたし14.5歳でした♪
T様、ありがとうございます。


いつもでしたら、お花には、全く無関心の社長ですが、この花束を見た瞬間・・・凍り付いてました・・・
なにか、社長のよどんだ心を・・・浄化されるような凄みがあるのでしょうか・・・

社長は、『私の生涯で初めて、花束に凄みを感じた・・・』と震えてました・・・
と、云うことは、今まで、如何に鈍感に暮らしてきたのでしょうか?
わたしが居なかったら、一生・・・花に感動しなかったでしょうねぇ♪

会社の同僚さんも、花束にビックリしてました・・・
何というか・・・派手でもなく・・・おとなしくもなく・・・と云ってもしんの強い感・溢れて・・と云ってきつくも無く・・・かと云って桜以外にも・・・すばらしい花は居るのだよぉ・・と云う意見も感じられ・・・ひかえめな色使いを・・・さりげなく・・・そして背後に寂寥感を感じさせてくれるような・・・花束なのでした♪
そうです、今が盛りと云う絶対的な強さを表に出さない気品と気力で一杯なのです♪


それに対して、今のわたしは、今がやっとで精一杯なのです・・・・

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こうして花のしたで目を閉じて、お互い生きているねぇ・・・と、お花さんの命の鼓動を感じてました♪

わたしは、憶えてます。
今月末は、おばあちゃんの七回忌なのです。
社長は、浮世のしきたりなんか、全く無視のヒトですが、おばあちゃんに育てられたわたしにはそうもいきません・・
せめて・、わたしが頂いた花束をわたしのおばあちゃんへの心としておばあちゃんの写真に添えて欲しいと社長におねがいしました・・・


今日も2回も吐いて、とうとう、2.85kgの体重になりました。。。
体重が減少して、力が入らず、歩けません。。。

社長は、「お水をたくさん飲め・・・体重が増えるよぉ・・」と云います。
それって、『水増し』と云うのではないのでしょうか。

わたしは・・・ご飯を頂いて・・・太りたいでしゅ。。。

今月末は桜の花が満開になるのでしょうか?

ねがわくは
花のしたにて
おトしゃんに
はなれまいぞと
しがみつく・・


 


投稿者 choko : 18:47 | コメント (5)

2009年04月13日

葉っぱのお話

週末の訪問計画は断念しました。「お母さんが病院の裏玄関まで降りて来れるのが無理な状況なのだよぉ」「桜が咲く頃には、チョコもお母さんも元気になるよぉ」、おトしゃんが残念そうに教えてくれました。

そんな訳で、気分転換に川辺の散歩道で記念写真を撮って、あとは安静にしてました・・・

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そして・・・
とうとう、自力で食事を頂けなくなってから33日、お水を飲むのも出来なくなって3日が過ぎました・・・
おトしゃんが、わたしが吐かないように、小分けしたすり鉢スリスリササミご飯を4時間毎に注射器で頂きます。
お水も、わたしの表情を判断して、喉が渇いた時に注射器でポトポトしてくれます♪
お薬は、苦くないようにオブラートに包んで飲ませてくれます。

おトしゃんとわたしは、注射器でお粥や重湯を頂くのも、注射器でお水をゴクゴクするのも、お薬をゴックンするのも、とっても上手になりました・・・
ここまで来ても、「善く生きよう」とするものなのですねぇ♪

このような暮らしの中、沢山の方々から温かい心、言葉、俳句、激励を頂き、感謝にたえません。
また、お花、お餅、ジュース、お守り、腹巻、お洋服、お菓子、ベッド、ひえひえ枕、入浴剤、等々も頂いたりして、散財をおかけした事を心苦しく思っております。
皆様、たくさんたくさんありがとうございます。
わたしは、皆様のあたたかい心に包まれて感謝のしようがないほどの幸せです♪

そして、先日は東区のN様から、「葉っぱのフレディ」と云う本も頂きました。
わたしが本を頂いたなんて、ありがたくてありがたくて泣きそうになりました。
本を持っているワンワンなんて、めったに居ないでしょから♪

注射器夕食後、おトしゃんの横に寝そべって、ゆっくりゆっくり読んでもらいました・・・

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聞きながら・・・
葉っぱさん達がキラキラ陽を浴び、風とヒラヒラしている情景と、わたしが白詰草の原っぱを光りに包まれてピョンピョンしていた情景が重なって思い出され幸せな気持ちになってました♪

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見事な紅葉のページを見たら、昨年の秋にお母さんと歩いた公園の散歩の記憶がよみがえり・・・あれが最後だったのですねぇ・・と・・・遠い昔の事の様に思えました。
ちょうど、半年前だったのですねぇ・・・


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大きな字の絵本なのに・・・
おトしゃんは何箇所も、読むのをつかえてました・・・
たくさんの思いがおトしゃんの心にも去来するのでしょうか・・・


ボーットしていたわたしに、「チョコお水だよぉ・・・お水を飲むと元気になるよぉ」と、注射器に冷たいお水を入れて、おトしゃんが飲ませてくれました♪


投稿者 choko : 18:57 | コメント (6)

2009年04月10日

命は重力♪

とうとう、お水を飲むのまでが苦手になってしまったので、今日からは注射器持参出勤です。

社長は、今日も新年度の打合せで大忙しです。
わたしは参加しないで、極力安静にしていなさいと云われ、終日バッグの中で寝てました・・・

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周囲が、ガヤガヤと騒がしい状態の方が逆に落ち着くものです。
わたしと社長だけで、お家でシンミリしていると、寂寥感がおそってきます・・・やはり、社内に飛び交う活発な会話を聞いているのが良いですねぇ・・・


帰宅して、注射器ご飯、注射器お水を頂いて・・・・やれやれなのに・・・
社長は、わたしの体重をバネ手秤で計測します・・・
もう・・・増えることは無いのに・・・むなしい事なのに・・・注射器でお水を飲んで、ちょっとでも増えたら喜んでます・・・おしっこをしたら・・・すぐに減るのに。。。。
わたしは、お水の容器なのなのでしょうか♪

いいえ、命の容器なのです♪
命はけっこう重たいはずです♪

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重み・・・・

わたしの存在の重み・・・
実体が有る故の重み・・・
そして、心の存在の重み・・・
ぁぁ。。。生きていると云う事は重力が有ると云うことなのですねぇ♪


週末は、お母さんの病院にわたしも連れて行ってもらおうと思ってます。
お母さんの体調が良ければ会いたいです・・・・
後は、ゆっくり、身体を休めたいと思ってます・・


投稿者 choko : 21:04 | コメント (9)

2009年04月09日

幸せの寝姿♪

昨夜は、滅多に声を上げないわたしなのですが・・・全身が辛く、ゥゥウ・・・とか、ぃぁぁぁとか、ゎぁぁ。。。ん。とか、声を上げて泣いてしました・・・・

最後は、わたしと雑魚寝しているおトしゃんの布団に倒れこんで、辛さから逃れようとしました・・・

朝まで、寝付けなく起きたり寝たりで、朝方に・・・わたしとおトしゃんは少しだけ眠れました♪

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朝、
出勤し、会社のおばあちゃんのお部屋でお水を飲もうとしたら・・・何故か・・水が・・・とうとう水が・・・どうしてか水が・・・飲められ・・なく・なって・・しまい、、腰が抜けたようになってしまいました・・・
・・自分で・・お水も・・飲めなくなってしまったのです・・・
わたしの体が・・・わたしの気持ちに反して拒否するのです・・・??

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・・・始業時間になりました。
今日は、毎回、わたしも参加している、お客様との新年度のお仕事の大事な打ち合わせ会議です。
全国から担当者さんが集まって協議する大プロジェクトなのです・・・

今まで、わたしも皆様と一緒に出席していたので今回もどうしても参加せざるを得ません・・・

わたしと、一緒に頑張っている社長は、3時間おきに少々の重湯を作ってくれます・・・

さすがに、打ち合わせの席にすり鉢ゴリゴリは遠慮して、栄養缶詰を注射器に詰ながらの、あわただしい打ち合わせです・・・

わたしの、ご飯を作りながらの打ち合わせなんて・・・頭に入るのでしょうか?
もっとも、社長は昔からいい加減なヒトなのです・・・が・・・

会議に同席の涅槃ワンワンのお粥を作りながらなんて・・・・・爪句本家のA先生だったら、一句浮かぶ光景なのなのでしょうねぇ?

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夕刻、社長はお客様との会食で出かけました・・・
わたしは・・・ジィィィィと静かぁぁぁにお留守番してました・・・

暫らくして帰宅した社長は、シャブシャブお肉をお土産に持ってきました♪
以前は大好きだったのですが。。悲しいかな・・今のわたしの体は拒否するのです・・・
社長は、得意のすり鉢でシャブシャブお肉ゴリゴリで・・どうだろうか?と、作ってくれましたが・・・
どうしても・・・・どうしても・・・・心臓の弱ったわたしの体が受け付けてくれません。。。
社長の心遣いには感謝しますが、すり鉢に背を向けざるを得ません。

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ラム肉がだめなら・・・と、めげない社長は、すぐさまササミトロロご飯を用意してくれます♪

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夜食にササミトロロとお水を注射器で頂き・・体が楽になりました♪。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今まで様な・・・いつも様な・・・おトしゃんの横にくっ付いての食後のくつろぎの時間です♪

今、社長は、いつもの様に、わたしの気持ちをブログに書いてます・・・

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少しの量ですが今晩も・・・・おトしゃんから、美味しいご飯、新鮮お水を、ちょうど良い量を注射器で頂き大丈夫そうです♪ 

明日だって絶対に幸せです♪   今までだって幸せだったのですから♪

いっぱいいっぱい幸せだった記憶に守られているのですねぇ♪♪♪♪♪♪♪♪♪
   

投稿者 choko : 21:49 | コメント (5)

2009年04月08日

すり鉢持参出勤

ここ2~3日は発作も嘔吐にも無縁に暮らせたので、今朝はワンワンお粥を注射器に7分目頂きました・・・
食後はしばらく安静にしていて、さぁ、出勤。と出かける寸前に急に具合が悪く成り、頂いたお粥もお薬も全部嘔吐してしまいました・・・

一度吐くと100gも体重が減少します。体力もガクッと落ちます。

わたしも社長もがっくりしてしまいました・・・
わたしの体重減少を恐れている社長は、このままお昼まで何もお腹に入れないのも辛いものだ、そうだ、会社で重湯を作ろう・・・と、今朝はすり鉢持参で出勤することにしました。

この世に、すり鉢、すりこぎ、注射器等を持参して会社に出勤したヒトはいたでしょうか?
いくら、わたしの恩人のすり鉢といえども、一緒に出勤となれば・・・・わたしは目をそむけてました。
わたし達は自動車通勤だからなんとかなりますがすり鉢持参の電車通勤でしたら、さぞかし恥ずかしい事だったでしょう♪

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ところが、会社に着いてからも、更に激しい2回目の嘔吐に襲われ注射器重湯どころではなくなり、お昼休みにどうぶつ病院に駆け込みました。

緊急処置として注射器で栄養注射をお願いしました・・・

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体重を測ってもらったら、嘔吐が続き体重は200gも減少してしまいました。。
とうとう3kgに成ってしまいました。
辛い現実ですが、直視するしかありません・・・

お薬を調合している間、社長と一緒に病院の待合室で待ってました・・・


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おトしゃんは、とっても軽くなったバッグ入りわたしを膝に載せて、何回も何回もナデナデをしてくれました・・・

 チョコぉ・・もうすぐ、町内のお墓の桜が咲くよ・・・見に行こうねぇ・・・・

と。

結局、すり鉢は持ち帰って、他の事を思いつかない社長は今夜も懲りないでわたしの重湯を作ってます。

食べると元気になる・・
食べると元気になれる・・    と。

 

投稿者 choko : 18:56 | コメント (6)

2009年04月06日

希望を持ち続ける・・・

毎日毎日もう25日も「注射器重湯」だけで暮らしてます。

起床後の、第一次朝ご飯は、粒粒ご飯をお湯に浸してふやかしてから、すり鉢ゴリゴリで35ccを何とか頂きます。
出勤直前には、第二次朝ご飯として、スリスリササミ胸肉+牛乳+粉チーズ少々のトロトロスープを頂きます。

お昼は、一旦帰宅して、缶詰少々+牛乳を35cc位ゴクゴクします。

夕食は、缶詰+ササミ+粒ご飯をポカリスエット少々で薄めて35ccです。
社長は夜食も作ってくれます。
缶詰+ササミ+牛乳+チーズ微量を30ccです。

最近は、注射器ご飯を嫌がるわたしの気持ちを察してくれて、ちょっとだけ出汁やチーズで味を付けたりして献立を工夫してくれるので、助かります。

こうして、わたしの3、2kgの体重がもうこれ以下にならないように必死で頑張ってます。

こうした、頑張りがワンワン女神さまに通じたのでしょうか?
今朝出勤したら、少しだけ食欲が出て、ササミチップを6~7本頂けました♪

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ぁぁああ・・・25日ぶりで噛み噛み出来ました♪
・・・もう、わたし自身で食事を頂いて暮らすのは叶わぬ事ではないかと・・・希望を失いかけてました・・・

これで、これからは元気になって万歳万歳とはいかないのでしょうが・・・それでも・・・25日振りに・・・自分で食べられたのは嬉しかったです♪

希望を持ち続けて、努力することが大事なのですねぇ・・・

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でも、このまま・・で、うまくいくほど世間は甘くないでした・・・

午後に、社長の瓶詰研究に、一定の距離を保ちながら・・・協力してくれる、秘境探検隊N北方支部長が、高温耐圧温度計を組み立てて持ってきてくれました♪
でも、本当はわたしを心配して来てくれたのです♪

稀有な温度計を手に入れた社長は、心優しいN支部長に自作「牛丼瓶詰」「自作鰊と蕗の煮付け」を自慢してました♪


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そして・・・・・わたしの晩ご飯です・・・
N支部長が、わたし達の危機的暮らしの実態を写真に撮ってくれました♪


辛い事実ですが・・・朝は元気でした・・・・でも・・・夕飯は・・・・疲れて・・・・自力では・・・無理でした・・・・

以下、注射器重湯の実体です。
社長のワンワン重湯の味に対する気遣いも理解しますが・・・注射器ご飯は・・・やはり。。嬉しくはないです・・
イヤイヤをします・・・

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でも、元気になろうと・・・頑張って・・・ウグウグします・・・
この時の、おトしゃんの手は震えているのを、わたしは知ってます・・・
わたしも、勿論、命がけでゴクゴクしてます・・・・


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最後10ccが・・・辛いです・・・でも頑張ります・・・
口の周りは、ゴベゴベです・・

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用意周到な社長は、お風呂の洗面器にお湯を用意してくれていて、わたしの顔を洗ってくれます・・・


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タオルで、顔を拭いてもらって、ヤレヤレです・・・

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このような食事が、一日5回、約一月続いてます・・・

でも・・・何故か・・・なんとなく・・・・幸せを感じます♪

精一杯、頑張っているなのからなのでしょうか♪

わたしは、おトしゃんの子供なのでしょうか?
いいえ、わたしは、今後だって、おトしゃんの相方と自負してますが。


投稿者 choko : 18:35 | コメント (7)

2009年04月05日

今年もまた・・・・・

2006年でした・・・

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わたしが自分で言うのも何ですが、ぷっくらチョコでしたねぇ~~~


2007年でした・・

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あの時は、わたしが率先して片付け仕事をしてましたねぇ~~


2008年でした

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わたしは詩人になって、風さんの歌を聴いてましたねぇ~


今年です。

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奇しくも、昨年と同じ4月5日にお庭の冬囲いの撤収収納作業です。
でも、わたしは昨年とは大違いです。身体各部がギリギリの状況で頑張って会社勤務を続けております。
先日などは、風に吹かれて倒れてしまいました・・・おトしゃんは事情を知ってますが、よそさんの方に見られたら恥ずかしかったでしょう・・・

本来であれば、布団に横になって安静にしているべきなのでしょが、どのような場合でも出来うる限り、前向きに生きるべきではなかろうかと判断し、ダンボール箱に入って顔のみ出すと云う条件で参加しました。

こうして、この同じ場所で目を閉じていると、わたしとおトしゃんは何年も前から時間が止まったママで生きているのではないのか・・・と感じたりしてました♪


おトしゃんに抱っこされて、元気になれるようにと祈念写真です・・・

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でも・・・記念写真になってしまうのでしょうか・・・・・・・・・


午後、怪しげな宅配便が届きました?

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ナント??? 大量のガラス瓶なのです ???

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社長は、紙を敷いて大事そうにそれらのガラス瓶を嬉し恥ずかしそうに並べだしました?


 この歳になっても、ガラス瓶を集めて喜ぶような生活をしているとは、・・・人生は解らないものだなぁ・・・

自分で言って自分で照れてました・・・

わたしだからいいようなもの、他のヒトだったら手榴弾でも作るのかと?訝るでしょうねぇ♪

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今までは、瓶が欲しくて、つくだ煮の瓶ジャムの瓶ラッキョウの瓶等、を購入して頑張って中身を胃袋に収めてましたが・・・きっとむなしくなったのでしょう・・・

それにしても大量の瓶に・・・わたしは、あきれはてて座布団の上で万歳をしてました♪

こうして休日も、おトしゃんの横にべったりくっ付いて暮らしてました♪


投稿者 choko : 17:33 | コメント (5)

2009年04月03日

陽だまりに佇む・・・

今年も『春』に出会えました♪

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いつもの会社の上空から、陽光が背中にいっぱいです♪
いつもの会社横の草叢は、命の香りでいっぱいです♪

いつもの春風がわたしの髪をさわさわさわって逃げていきます♪

最近、諸般の事情で軽量に成ってしまったわたしは、そよそよ春風でヨロケテしまいました。。。。。。足ももつれ、何回も、よろよろ転ろんだりもしました。。。。。。

でも、しかし、転ぼうがひっくり返ろうが、せっかくのホカホカ陽気です、
天空からの至福のプレゼントを感じました♪・・・『春がわたし達を招待してくれたような気がしたから♪』・・・とあれこれ理由をつけて、お昼からお仕事をサボりお家のお庭の陽だまりの中で社長とボンヤリと佇んでました・・・

今朝まで、必死に頑張って地面にしがみ付いていた雪も見当たりません・・・
何処に行ってしまったのでしょうか?
「あの、どっしり雪は蒸発して居なくなったのだよぉ」と、社長は簡単に言います・・・

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わたしは相方の雪が無くなった地面が何となく可愛そうになりました・・・・
皆、居なくなるものなのでしょうか?

おトしゃんは、蛍が舞うように乱舞する雪を見たらチョコがあの世から会いに来たなぁ・・・と思うヨ・・と、意味不明の物言いをしてました・・・

わたし達は、陽だまりを与えてくれる春も好きなのですが、凛とした冬も好きなのですねぇ♪
わたしと相方のおトしゃんは似たもの親子なのですねぇ♪

2009年4月3日のお空は、春の陽炎に包まれて浮かれているわたしとおトしゃんに、、、ゆっくりゆっくりやわやわほこほこぷよぷよの至福時間までも、プレゼントしてくれました♪

♪・・今夜は、陽の恵みいっぱいの草叢の薫りをしっかりと抱いて寝ん寝しましょう・・♪


投稿者 choko : 17:18 | コメント (4)

2009年04月02日

今後の心配

帰宅後、おトしゃんは、すり鉢すりすりでわたしのササミ重湯を作ってます。

ゴリッゴリッ、すり鉢の音を聞きながら、わたしは玄関ホールに座り込み全身でお家の感触を再確認してました・・・

玄関ホールの床を見ていたら・・・・あの元気な当時のあれこれを思い出し、自分で可笑しくなったりしました・・・・

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でも、今は重湯をすするのがやっとです・・・
わたしは自分で確実に弱ってきているのを自覚してます・・・
わたしの体は、ご飯を要求しなくなってきてます・・・
わたしの心は、わたしの体を必要としなくなっているようです・・・

こうして安静にしていると、何故かわたしの心の中におトしゃんと一緒に暮らした楽しく幸せだった、過去の記憶が走馬灯のようによみがえってきます♪

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わたしには、もう過去しかないのでしょうか?
わたしの心は何処にいくのでしょうか?
わたしはどうしたらいいのでしょうか?
わたしはどうなるのでしょうか?
わたしは心配です。
この業務日報ブログはどうするのでしょうか?

社長は、わたしの背中をナデナデしながら、『今後の事も、任しなさい』と、意味不明の事を言ってました・・・
また、変な事を考えているのでしょうか?


投稿者 choko : 20:50 | コメント (4)

2009年04月01日

去年のように・・・

4年ぶりに正式退院したお母さんでしたが、10日余りしかお家暮らしが続かず、今日また5年目の入院暮らしに戻りました。
お母さんを病院に送り届けて帰宅した社長は、お母さんのお茶碗を戸棚に片付けたり布団を押入れにしまってりしてお家の中を悔しそうにうろうろうろうろしてました・・・・
今晩からはお母さんのご飯支度をする事もないので、わたしの「注射器重湯」と自分用「オカズ瓶詰」の簡単ご飯で終わりました・・・・

わたし達だけの暮らしが今までのように始まります・・・
季節は・・・変わっていきます・・・雪が解けて・・・お花が咲いて・・・風が暖かくなって。。。 去年のように・・・


ありがたいことに、今日は嘔吐も発作もなく、少量の重湯も頂き、何かわたしの生涯のひとくぎりのような気がして昔を思い出してました。

あれは、4年前のお母さんが入院して数ヶ月後の事でした・・・・
忘れもしないあの時わたしはあの病院のあの中庭で暑さでハァハァしていた日でした。


 チョコぉ、病院の先生からお母さんの病状の説明を受けたよぉ
 残念だが、お母さんは、あと半年くらいしか身体がもたない・・・と。

 あの時の社長は簾舞の病院帰りの山道脇の送電塔の下の土手に座り込み、わたしを抱きしめて声を震わせてました。
 わたしは「ぇっええぇぇ・・・」と声もありませんでした・・・
 でも、気を取り直し。


 おトしゃん、一緒に頑張りましょう。
 わたしは懸命に生きて、お母さんを励まします♪

と、目で気持ちを伝えました・・・
そうして、この件はわたし達だけの胸にしまっておこう・・・これ以上お母さんに辛い思いをさせないように、お母さんには秘密にしておこう・・・とおトしゃんと約束しました・・・
だから今でも、お母さんは知らないはずです。

おトしゃんは、
『 
 チョコはいっぱいいっぱいがんばったよぉ・・・・
 こうして今回だって、10日間だったけど奇跡的に退院できたお母さんに、ご飯を食べられなくてもめげないで頑張っている姿を見せれたでしょ・・・
 もう、秘密がバレてもしょうがない・・よ・・・・
 お母さんも4年間もチョコに励まされて頑張ってきたのだから・・・
 チョコ・・・ありがとう・・・
 チョコ・・・ありがとう・・・ 

と、わたしをナデナデしてくれました♪ 


そうでしたねぇ・・・・

あれから4年余り・・・・
近況を綴ったこのブログを印刷して届けたり・・・
半年後に「本として出版するから」と約束して、希望を持たせたり・・・
テレビに出たときは病院の皆で視て頂いたり・・・
補助オカズを工夫したり・・・
あれやこれやあの手この手で、もう一年・・・もう一年・・・と、引っ張ってきました。

今まで、お母さんとわたしには・・・
何度も何度も危機が迫り、その度に覚悟をし、その度に小さな小さな奇跡が起こり、そして今回は正式退院まで出来ました。
幸せな事にこの10日間の日々にも、そして今も、ミラクルが続いてくれているのです♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
晩ご飯に、ササミムネ肉チーズ味牛乳スープを注射器で頂けたのですから♪


社長は、回想に耽っているわたしをナデナデしながら

 チョコぉ・・・今度の日曜日には庭の冬囲いをはずそうか・・・
 去年のように・・・

深いため息と共に虚空に語ってました。。。


投稿者 choko : 19:27 | コメント (6)