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2013年02月18日

バンドネオンを看取る覚悟をしたおとしゃん・・・

 来週の日曜日はパーティです。
 その時に余興として皆んなでラ・クンパルシータを演奏するのです。
 今回は、7名の楽団のメンバーのうち3人の都合がつかず、4人で演奏するのです・・・と云うことは今までおトしゃんが手抜き演奏をしていたのがバレるのです。
 焦ったおトしゃんは、お昼休み時間にちょっとだけ練習を始めたのです・・・が!
 ぁぁぁぁぁぁ、何という悲劇でしょう、バンドネオンが又壊れたのです・・・
 
1DSCN1493.jpg

 右手の小指側の外側上から3番目です。
 2オクターブ上の『レ』のボタンです。

2DSCN1496.jpg

 そのような高い音は使う事は無いのでは・・・と思ったのですが、楽譜を見たら何度も使うボタンです・・・ 

3s-DSCN1505.jpg

 製造されてから85年も経たバンドネオンです・・・
 バネが折れても不思議ではありません。
 昨年11月末にも、バネが骨折したのです。
 その時の経験と修理の過程をブログに記してあったのです。
 今回のおトしゃんは落ち着いてました♪ 

4DSCN1497.jpg

 手術用の道具です。

5DSCN1499.jpg

 鋼線を曲げてバネのようなものを作ります。

6DSCN1500.jpg
 
 前回同様、画鋲で固定します。
 奇跡と言っても良いような幸運でした。今回の壊れたキーも修理可能な場所です♪

7DSCN1501.jpg

 ギリギリの場所になんとか取り付け接着剤が固まるまで2日間位待ちます。

8DSCN1502.jpg

 満身創痍とでも云うのでしょうか。。。
 右側は前回の骨折箇所で、左の赤い方が今回傷めた部分です。

9DSCN1503.jpg

 おトしゃんは、自分が置かれておる立場と云うものを気付かされました。
 運の良し悪しでは無いのです。
 老いた楽器を老いたおトしゃんが使っている以上、悲劇が続く可能性は大いにあるのです。
 もし他の部分が壊れたのであれば、もう修理するのは無理でしょう・・・
 その時が来たら、壊れた部分の穴をテープ等で塞いで、残ったボタンのみでラ・クンパルシータのようなものをとりあえずごまかしながら弾いたりしながら・・・このバンドネオンの最後を看取る覚悟のようです・・・
 晩年のわたしと暮らしていた頃のような、覚悟をしながらの生活がみたび繰り返すのですね。

 
 

投稿者 choko : 2013年02月18日 15:52

コメント

A隊長。
 逆に考えると、ありがたいことです。
 当日に壊れたら最悪でした。
 修理可能な箇所で、接着剤が固まる時間もあり、運が良かったと、バンドネオンの配慮に感謝の心さえいだきました♪
 そういえば、「マーフィの法則」なんてのもありましたね!
 
 

投稿者 チョコのおトしゃん : 2013年02月19日 09:40

 ありゃ、まあ、ですね。肝心の時に、予定したように物事が進まないのは、確率以上の頻度で起こるのはどうしてでしょうかね。大切なプレゼンの時に限って、PCが動作しなくなる、なんていう経験は誰でも持っているのではないでしょうか。楽器の方は経験はないけれど、似たようなものかもしれません。

投稿者 A : 2013年02月18日 21:20

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