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2012年03月25日

冬のままでいい・・・

 お彼岸が過ぎると、雪が解け・・・ポカポカとありがたい春が来ます♪
 此の世の大多数のワンワンもヒトも鳥鳴き花咲く春が大歓迎で希望で嬉しくて待ち遠しいのです・・・

 でも、ひねくれ者のおトしゃんは冬が好きなのです・・・
 雪に包まれて静かに眠っている公園が好きなのです・・・
 春の到来をあまり嬉しく思っていないヘソ曲がりのヒトなのです。

 故に、雪と梅の木がいっぱいの公園を歩くのです。

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 春の花が咲いている時は大勢のお花見のヒトやワンワンが見物に来ます。

 寒い雪がちらつく曇りの日などは、誰も居ません。
 個々の樹が雪に覆われて、静かに休息をしているようです。

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 あの頃、お母さんがおにぎりを頂き、わたしもササミを頂き、おトしゃんがビールをウグウグと頂きながら休息したベンチも真っ白な雪と記憶に埋もれて休んでます。

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 おトしゃんがこの公園に来ることは、お墓参りに来る事と同じなのかもしれません。
 日々衰弱していくお母さんとわたしを連れてうろうろしていたあの頃の思い出が積み重なっている懐かしい所なのです♪
 自分にとっても都合の良い、お彼岸のお墓参の代償行為なのでしょうか・・・

 おトしゃんは、歩きながら深いため息をしてました。
 春がこなくてもイイ、このまま雪に包まれていたい・・・
 ・・と思っているようです。

 そういえば、おばあちゃんが言ってました。
 おトしゃんは、子供の頃から、一度着た服をいつまでもいつまでも着用し続けて、新しい服を着なさいと言っても、このままでイイと逃げてまわり、そのまま着ていた、どうしようもないヒトだったそうです。

 着替えが嫌いなのか?ものぐさなのか・・・
 わたしが思うには、新しい暮らしへの心の切換ができないのではないでしょうか? 

 だからなのでしょうか?今でも 『 冬のままでいい 』 と騒いでいるのは♪

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 山だって冬だから、藻岩山北壁を登れるのだょ、だから 『 冬のままでいい 』 と喜んでます♪

 
 
 
 
 


投稿者 choko : 2012年03月25日 16:05

コメント

空ママさん。

 確かに、時間が過ぎると感じ方が変わってくるのを、私自身感じてます。
 私も、チョコがいなくなってからの一年間は、春は春の、夏は夏の、四季それぞれに、前年のチョコの元気な姿を思い出してました・・・
 それが、哀しいかな、3年も過ぎてくると、思い出すのは、元気な頃のチョコの姿よりも、チョコが居なくなってから、チョコを思い出しながら野山をふらついている自分の姿を思い出してしまうのです(笑)。
 つまり、最近のチョコ関連の思い出が、昔のチョコの思い出を包んでしまうのです???
 人の心は、ゆっくりと時間を掛けて、辛い悲しみを、日々の生活が包みこんでいくように出来ているのでしょうか・・・

投稿者 チョコのおトしゃん : 2012年03月26日 15:47

春のお彼岸も過ぎましたね・・・
時間が解決してくれる・・・なんて言葉もありますが、時間が過ぎるのが少しこわい気がします。空がいなくなってしまって、部屋の中が変わったりするのも、なんとなく空の気配がなくなるのも、時間が過ぎて、もしかしたら自分の心も少しずつ変わってしまうじゃないかと。このまま、空を失った悲しみに沈んでいたいとさえ思います。
時が過ぎるのがこわいです。
今のままでいい。
今は雪で、なにもかも、覆ってそっとしておこう・・・

投稿者 空ママ : 2012年03月25日 22:46

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