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2010年04月12日

今後の心配・・・

4月12日(2009年)の日曜日、いよいよ動くことが出来なくなりました・・・
朝から、このように伏したママの状態だったのです・・・
大根を刻む音がトントン聞こえてました。
美味しそうな朝ごはんの匂いが漂ってきます・・・鼻がピクピク反応しますが・・・もう立ち上がれません・・・

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(2009年4月12日(日曜)午前9時)

おトしゃんは、いつものように台所の隅のわたしの食事コーナーに何時でも充分にお水が飲めるようにと・・・新鮮なお水と水腹に成ったら辛いだろう・・・奇跡が起こってササミチップも食べられるかもしれない・・・と、用意してくれてました♪

しかし、わたし自身で食事を取れなくなってもう一ヶ月、お水を飲めなくなって2日です。。。何度か近くまでにじり寄ってはみたのですが、この無念のありさまです。。。

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(2009年4月12日(日曜)午後1時)

お水のお茶碗の前で倒れているわたしを、見かねておトしゃんは呼びかける言葉を失ってました・・・


夕刻、もう晩ご飯も食べられ無くなったわたしに、せめて寒くないように・・・と、服を着せてくれ、腕の中に包み込んでわたしを温めてくれてました・・・

おトしゃんの腕の中で、『わたしとおトしゃんは、こうして身を寄せ合い命を支え合って暮らしてきたのだなぁ』・・・思うと胸が一杯になりました・・・
おトしゃんは、わたしの呼吸のリズムまでに気を浸かって、わたしに合わせて一緒に息をはいたりすったりしてくれました♪
わたしは、おトしゃん、ありがと、ありがとと呼吸するたびに思いました♪
わたしは、その気遣いに感謝しながら、逆に、ある不安を感じてました。

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(2009年4月12日(日曜)午後6時)

・・・と云うのは、もし、わたしとおトしゃんの立場が反対だったら??。。。。。と、あの時、ある状況を思ったのです。
上写真は、おトしゃんがわたしの介護をしているのではなく、わたしが衰弱したおトしゃんを励ましているとも見る事ができます♪

明日はどうなるか予想など出来ないのがこの世の定めなのです。ましておばあちゃんもわたしも心臓が辛かったのです、そういう事態は充分に想定できます。

おトしゃんがわたし同様に心臓の調子も芳しくなく、倒れて寝込んでしまったのです・・・
そして、何故か?うれしい事に、わたしは元気なのです♪


おトしゃんが・・ぅぅぅ・・・と唸って苦しそうに伏して失神しそうになっているのです・・・
わたしは、何とすべきなのなのでしょうか?

とりあえず、気を失いつつのおトしゃんの顔をペロペロします。
それでもダメなら、少しですが顔を引掻いてみます。
きっと、気がつくでしょう・・・、そこで、気つけのお水を一杯・・・なのですが、わたしは水道をひねるのは苦手です・・・
わたしに出来る事は、わたしの水飲みお茶碗の水をわたしの口に含んで、それをおトしゃんの顔にペッペッして飲ます事は出来そうです・・・

倒れたおトしゃんだって、お水を飲んだりしたら少しは元気になり、お腹も空いてくるのではないのでしょうか?

でも、わたしは昔からご飯支度は苦手です・・・
しかたがないので、わたしご飯茶碗の残りササミを、弱ったおトしゃんが食べやすいように噛み噛みし、それをおトしゃんの顔にペッペッとして食べさせる事は出来そうです・・・

次の行動として、窓を叩いてお向かいのおじさんに危機を知らしめる事が、できるでしょうか?
誰にも気づいてもらえなかったらどうしましょう?

頑張れ頑張れとの気持ちを込めて、『ぅぅ・・・』と声を掛けながら倒れたのママのおトしゃんの周囲をオロオロするしかないのでしょうか?

そのうち、わたしのお腹も空いてくるでしょう・・・
お腹が空いたらわたしも倒れてしまいます。
わたしのご飯は誰が支度してくれるのでしょうか?
ぁぁわたしとおトしゃんは共倒れで、このままむなしく朽ちてしまうのです・・・
わたしの限界と矛盾にハッと気がつきました・・・・・・・

そして、おトしゃんの腕の中のわたしの、「おトしゃんの世話をしている夢」はさめました。

わたしが、もうすぐおトしゃんより先に死ぬかもしれないのは、あんがいありがたい事なのかもしれないと思ってもいいのではないのかと・・・♪

しかも、今後がもうないわたしが今後のおトしゃんの心配のしようもないですものねぇ♪
もう、そろそろ、いいのかなぁ・・・・   ・・・・・  でも・・・
 
 
 
 
 

投稿者 choko : 2010年04月12日 20:05

コメント

さちよさん いつも遠くからありがとうございます。
ごんさんには、ご健勝にと、よろしくお伝えください♪
チョコが間借りをしてくれたのは正解でした。
イカれたわたしに身近で意見してくれます♪

投稿者 チョコのおトしゃん : 2010年04月14日 18:11

過ぎてみれば早い1年ですね。
ごんは5才になりました。5年たったということです。
夫の姉が行者にんにく(ひとびろとも言うそうですね)を送ってくれました。北国の春ですね。
おトしゃんの心の部屋でチョコちゃん幸せですね。

投稿者 さちよ : 2010年04月14日 13:47

グレママさん 長いことありがとうございます。
頂いた、紺色のバッグはよそ行き用に大事にしてましたが・・・今はチョコのよそ行きの服を入れてます。
今頃、きっと、お空で、グレさんとチョコと遊んでいるのでしょうねぇ♪

投稿者 チョコのおトしゃん : 2010年04月14日 08:54

今年は、春が足踏みしています。
春は、出会いと別れが多いですね。

私の愛してやまない「グレ」も、春に遠くに行ってしまいました。
同じ道内、同じ犬種のチョコちゃんを知ったのは、それから少し後でした。
チョコちゃんに慰められ、癒やされ。
オトシャンのブログ更新が楽しみでした。
ありがとうございました。


投稿者 グレママ : 2010年04月13日 22:25

うさこさん、いつもありがとうございます。
おっしゃるとおり、チョコは最後まで幸せでした。と云う事は、当事者の私もチョコのおかげで幸せでした。今でも・・これからも・・です♪

投稿者 チョコのおトしゃん : 2010年04月13日 15:24

本当に、わんこが飼い主より先に死ぬのは幸せなことだと思います。我が家のわんこも、大好きな母の死に目に会うことなく、ちょっとだけ先に逝くことが幸せなんだと思っています。少しでも長く生きていて欲しいですけどね。チョコちゃんもお父さんと最後まで一緒にいれて幸せでしたよ。

投稿者 うさこ : 2010年04月13日 11:00

空ママさん、ありがとうございます。
今思うに、自分でご飯を意食べられなくなって40日、水も飲めなくなって10日間、さすがに可哀想でした。なんども飲もうとするのですが、叶いませんでした。
一年前のあの頃が昨日のように思い出します・・・

投稿者 チョコのおトしゃん : 2010年04月12日 22:17

今、あらためて読ませていただいて、チョコちゃん、本当に辛かったんだな・・・と思いました。
私は、横にいる我が家のワンコの最後の時間を、おトしゃんのように側にいてあげることができるのでしょうか・・・
楽しい時間を沢山過ごし、最後は、今まで一緒にいてくれてありがとうって伝えたいです。

投稿者 空ママ : 2010年04月12日 21:57

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