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2016年10月01日

知床世界遺産調査隊 トドワラ

 古い古い写真です・・・が・・・(1974年秋)
 ここは何処でしょう?
 怪しいヒトは誰でしょう?
 
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 怪しいヒトの周囲一帯は、立枯れた白骨のような木々が散乱していて、見るも無残な荒涼たる景観ではないでしょうか・・・
 当時も純真だったおトしゃんに、始めて見るこの殺伐とした風景が記憶にしっかりと刻まれたのでした・・・

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 ここは枯木群の荒野だったのです。今では塩湿地植物群に置き換えられつつあるのでしょう・・・

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 怪しいこのヒトは、わたしでも分ります。イカレタおトしゃんではないでしょうか♪
 ・・・とすれば、古い写真の怪しいヒトは、過去のおトしゃんではないでしょうか♪
   2016 - 1974 =42年前・・・と、いう事は 26歳のおトしゃんのようです・・・

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 約半世紀も経つと、地球もヒトも変わります・・・
 50年前の道は海面の高さに成り、歩けません。
 新しい木道が設置されてます。

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 おトしゃんの半世紀前の記憶にあるトドワラは何処にいったのでしょうか?
 今では、数本の死んだ木が墓標のように残っているだけです・・・

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 42年後、同じ場所を同じおトしゃんが訪れました♪
 でも、あの荒涼とした凄まじい光景はもうこの世にはありません・・・
 懸命に生きていたような古い写真のおトしゃんも、もうこの世にはいません・・・

 今、在るのは、トドワラのようなものと、若かった頃のおトしゃんの成れの果てのようなもののようです・・・♪
 
 そのうちに、トドワラは海の底に、おトしゃんは塵芥に成り、この世から消えて行くのでしょうね♪

 ※ A先生撮影の貴重なトドワラパノラマ写真です
 

投稿者 choko : 2016年10月01日 23:07

コメント

タックンママさん。

 そうですか♪高校生の頃に知床岬を旅行したとは!すごい事でしたでしょう!当時は本当に「地の果て」のような感じだったでしょう・・・

 おっしゃるように、人生の分岐点は解りませんね。
 
 私は、「ああすれば良かった」と、後で思ったりした事は無く生きているので、気楽なものです♪
 
 ああしていたら・・ああなって・・・だから結果がこうなって・・・と、ますます解らなくなりますので・・・世間と運命に感謝あるのみです(笑)
 私も、チョコのおトしゃんで良かったと思ってます♪
 

 

投稿者 チョコのおトしゃん : 2016年10月03日 11:42

千島方面研究家マリオ??さん。

 そうですね・・・
 大多数の日本人には『千島』の概念は消えつつあるのでしょうか・・・
 山を見たら登りたくなるように、海の向こうの大きな島影を見ると行って見たくなるのは私だけでしょうか?
 でも、おっしゃるように千島列島に興味が有り、行きたいヒトなどいないのでしょうね・・・
 
 

投稿者 チョコのおトしゃん : 2016年10月03日 10:02

おトちゃん

「ちぎれ千島に雲が飛ぶ」を聴きました。
森進一の「えりも岬」が大ヒットして売店でもオルゴールなどのグッツが売られていることに比べると超マイナーですね。歌詞も歌い方も暗く重いのが原因でしょう。
根室から羅臼に車で走っている最中に右手に見える山並みは、必ず同行の人から「あの山はなに?」と尋ねられ、「国後島」と答えると、みなさん驚きますね(*_*) 北海道は僻地なので、多くの日本人には興味がないのでしょう^_^;

投稿者 マリオ?? : 2016年10月03日 07:00

私がウトロから羅臼まで観光船に乗って 知床半島を一周したのは高校生の夏休みでしたから
おトしゃんの写真の時より 10年も前のことですね。
森繁久弥の「知床旅情」が 街中に流れていたように記憶しています。
女子高生三人 リックを担いで冒険したのです。

人生 どこで分かれ道に出会うか・・・?

クマの先生と結ばれていたら おトしゃんとの出逢いは無かったかもしれませんし
もちろんタックンママでは無かったでしょうね。

投稿者 タックンママ : 2016年10月02日 19:28

A先生。

 昔と、変わってしまった!
 昔の、面影が残っている!

 このような事は、どのように考えたら良いのでしょうか?
 
 正直、変わりたいのか?変わりたくないのか?自分でも解りません・・・

 トドワラには、少しだけ昔の面影がありました・・・
 
 でも・・・やはり・・・変わるのが、この世の常なのでしょうね・・・
  

投稿者 チョコのおトしゃん : 2016年10月02日 18:11

マリオ??さん。

 マリオ??さんが知床・道東方面の研究家だったとは、初耳です♪
 あの辺は、千島列島的雰囲気で、私も大好きです♪
 
 それこそ、私がプラントの仕事でトラックを運転して知床方面に出張していた四十数年前にトラックのラジオから聞こえてきた森重久弥氏の「ちぎれ千島に雲が飛ぶ」と云う歌はどう云う訳か一回だけ聞いたのに生涯耳に響いてます・・・
 ぜひ、マリオさんも聴いてみて下さい↓
 https://www.youtube.com/watch?v=kD94q2NcAkw

 私は演歌の様なものはよく理解できないのですが・・・でも、故郷を失った暮らしの心は理解します・・・
 
 29日、野付半島から国後を見ながら、この歌が何度も何度も心に響いてました・・・
 

 

投稿者 チョコのおトしゃん : 2016年10月02日 17:39

 子どもの写真でもどことなく面影が大人になった時の顔に残っていますが、ブログの40年前の写真は、現在とは別人に見えます。Hi

投稿者 A : 2016年10月02日 11:07

トドワラは見るも無残な姿になってしまったのですね。10年ほど前まではほぼ毎年、高校訪問で春・秋と2回ほで、標津・別海・浜中・根室・別海・中標津・標津・羅臼などなどの高校を回って進路指導の先生にご挨拶するために行っていました。楽しみは平日にはほぼ誰もいない、野寒布岬・風蓮湖近くの道の駅のような所・野付半島(トドワラ)・知床横断道路・知床五湖でした。高校の先生は、とても忙しいので会ってくださるのは昼飯時を除いた10から15時くらいと限られて、授業もありますのでアポを取って回るのは重労働でした。2泊3日で約1,300キロですから合法の速度内で走るのは苦労しました^_^;
走行距離が尋常ではないと問題になり、翌年からなくなりましたが。クルマ好きの僕には、結構楽しみな高校訪問だったのに^_^
最後に野付半島に行った10年前の10月は大型台風が襲った直後だったので、道路一面にいろんなものが散乱していたので、思いっきり走れなかったのが残念でした。誰も来そうな場所になり、道東地区の走行でもっとも恐ろしい鹿さんも出なさそうなので、今度ドライブに行こうかな♪( ´▽`)

投稿者 マリオ?? : 2016年10月02日 09:12

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