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2013年11月02日

劉さんの思いを背負って藻岩山へ

 太陽光発電で生活費を倹約し、老後をつましく暮らそうと夢見ていたおトしゃんは、最近!あらぬ方向の研究のようなことに熱心になってきました?
 つましく暮らすためには暖衣飽食と反対方向の生き方をしなければならないのです!
 と云う理屈で劉連仁さんの過酷な13年間の北海道の山で生き延びた精神を学んでいるのです・・・

 先日の劉連仁さんの北海道の野山で13年間隠れて生きていた事実をもっと詳しく知ろう・・・と、早乙女勝元著の『穴から穴へ13年』を読み始めました。
 この本は2000年に出版で、劉連仁さんが亡くなる一年前の写真が載ってます。
 表紙は当時強制連行された青島港の夕日に下に佇む、悟りきった表情の彼の姿があります。
 本人なので当然ですが、10月26日のこのブログの3枚目の発見された(1958年)当時の劉さん写真と、やはり似てますね♪
  
01DSCN0087.jpg

 劉さんは、おトしゃんが暮している北海道の過酷な冬山で13年間生き抜いたと云う事で、おトしゃんの心の支えに!と思っているようですが、あの戦争の時代には、他にも長い年月を山に籠って生き抜いた方々が居ります。
 あの、横井庄一さん、小野田寛郎さん、台湾出身の日本兵スニヨンさん(日本名 中村輝夫さん)等々

 おトしゃんは、古書を読み調べました。
 劉連人さん : 北海道  : 14年間の生きる戦い : 発見時年齢 45歳 :没年 87歳
 横井庄一さん: グアム島  : 28年間の生きる戦い : 発見時年齢 57歳 :没年 82歳
 小野田寛郎さん:ルバング島: 30年間の生きる戦い : 発見時年齢 51歳 :92歳です♪
 スニヨンさん :モロタイ島: 22年間の生きる戦い : 発見時年齢 49歳 :没年 59歳
 スニヨンさんの本は、あの著名な作家の佐藤愛子さんが書いてます。心に響くものがあったのでしょう・・・

1DSCN0082.jpg

 おトしゃんは、上記の本を読んですっかり影響を受け、今までの能天気な山歩きを改めようと決意しました。
 冬が間近の山登りしながら、劉さん達が山中で命がけで生きた心を少しでも理解するつもりなのです!
 
 久しぶりの晩秋の藻岩山です。
 わぁぁぁ 紅葉です♪
 なんとマァ美しいのでしょうか・・・
 悲しいほど美しい紅葉は必死で生きる努力をしていた劉さんの目にはどのように映っていたのでしょうか?、

2DSCN0080.jpg

 こちらは黄葉です♪
 劉さんは故郷の家族との暮らしを思い出しながら見ていたのでしょうか?

3DSCN0079.jpg

 褐葉とでも云うのでしょうか?
 足元にはカサカサした葉がふかふかと積もってます♪
 
 おトしゃんは、劉さん、横井さん、小野田さん、スニヨンさんの当時の気持ちを少しでも理解しようと試みながら歩いていたはずですが・・・
 
 見事な紅葉に圧倒され、空っぽの心のまま帰ってきました・・・
  
4DSCN0078.jpg

 ↓写真は『穴から穴へ13年』に載っている劉さん達が捕われていた北海道沼田町の明治炭鉱の廃墟です。
 おトしゃんは、廃墟の写真を見て、感電したように固まってました?ここの廃墟にどうしても行ってパノラマ写真を撮らなければならないと云う使命感のようなものが襲ってきたようです。
 
02DSCN0088.jpg

 ↑は1999年当時の写真です。
 今は、どうなっているのでしょうか?
 おトしゃんは56年前の劉さん達の亡霊のようなものに逢いに行きたいのです・・・ 
 

 
 
 
 

投稿者 choko : 2013年11月02日 23:34

コメント

A先生。
 
 その後、劉さん、横井さん、小野田さん等の本をなんとか読み、彼らの極限の環境から比較するとどんな事にでも対処出来るような気がしてきました♪
 ・・・、但し、そのような気がしただけです・・・

投稿者 チョコのおトしゃん : 2013年11月05日 09:23

 抱えて来た「劉連仁ー穴の中の戦後」は少し目を通しただけです。当地であちらこちらと見て歩くのに忙しくて。どうも最近は本を読み通す気力減退です。

投稿者 A@成都 : 2013年11月04日 06:23

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