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2010年11月17日

11月14日のお庭のドウダンツツジ(満天星躑躅)

おトしゃんは・・・
なぜか14日の朝、お庭のドウダンツツジの写真を撮ってました♪
どうした事なのでしょうか???
お母さんの口紅の色みたいだ・・・とボンヤリ思っていたのでしょうか♪

毎年、紅葉するので気にしないはずなのですが、・・・今年は特にドウダンツツジがおトしゃんに何かを伝えたかったのでしょうか・・・


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その日の夕刻・・・
例によって、晩ご飯を何にしようかと悩んでいたおトしゃんは、安易に『ラーメン+食後のミカン』と栄養のバランスを考えたような夕食を作り、お母さんと頂きながら、平穏に生きている幸せを感じてました。

しかし此の世は、そんなおトしゃんの事情とは関係なくうつり変わります。

食後。
『歩けなくなったら困るから少しでも動くと健康になれる希望があるもしれない・・』とおトしゃんは日頃からお母さんに言っていたので、お母さんは食器とミカンの皮を持って、台所にいき、ディスポーザーにミカンの皮を投入し、蛇口を押して水を出そうとしてました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぁぁ、お母さんは・・・
なのに、突然、。。。
最後まで、最後まで、最後まで、最後まで、最後まで、最後まで、最後まで、
頑張って、生きようとしていたのでしょう。
にも拘らず、そのままおトしゃんの腕の中に倒れこみました・・・

いくら鈍感なおトしゃんでも、この異変は尋常で無い事に気づき、両腕でお母さんを抱えながら、119番救急車を要請しました。

・・・・その間、おトしゃんは、『今、お母さんとの永遠のお別れなのだなぁ~』と自覚していたようです。
お母さんは、おトしゃんの腕の中で安らかに目を閉じました。


5分程で到着した救急隊員の方々は救急車の中で心肺停止状態のお母さんに懸命の救助をしながら北大病院に搬送してくださり、病院では医師団がICUで蘇生処置をしてくれてました♪



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その間、おトしゃんは、無機質な廊下、家族控え室等をうろうろしながら暇つぶしです・・・・


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医師の皆さまには19時20分に心肺停止状態だったお母さんに精一杯の救命処置をして頂いたのですが・・・・
22時に、命が終わりました。


思い起こすと20代前半から一緒に暮らしていたのに結婚式もしていなくて一緒に撮った写真が一枚も無い事に気づいたおトしゃんは病院の霊安室で『お母さんの遺体とのセルフ記念写真』を撮ってました。

いまさら、遅いのではないのでしょうか?

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夜が空け・・・・
お母さんが、お家に戻ってきました。

わたしは、何もできません、冷たくなってお家に帰って来たお母さんのそばに寄り添っているだけです・・・
今まで、お母さんを励まし続けた、わたしのようなものを代表して長女のわたしが。。。。
十数年前にワンワンショップでわたしを見つけてくれて、わたしを育ててくれた、かけがえのない、わたしのお母さんに 「ありがとうございました」とお礼をのべました。

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2010年11月16日です

10年前から体調を崩し、『非結核性抗酸菌症』と云う難病と戦ったお母さんは、長期にわたり皆さまにご迷惑をおかけしてました。
そんな事情でもあり、今回は、家族だけでしめやかに葬儀を執り行いましょう・・・と、元気な頃のお母さんがお祈りしていた『ここの教会』での葬儀をお願いしたのです♪
おトしゃんには、初めての訪問です???

わたしは、『死んでも、仏や神の世話にはなりたくない』と云うおトしゃんと、『キリスト教を信仰していたお母さん』のねじれ現象を心配していたのですが、おトしゃんは生前、お母さんがお世話になった『キリスト教会』がお母さんの葬儀に一番ふさわしいとあっさり決断しました♪

おトしゃんには、わたしが勤務していた会社関係の付き合いもあるはずです。
お母さんをあんじていてくれた親戚、もいるはずなのです。
なのに、どこにも知らせない家族だけの葬儀なのです。
親友の方々、親戚の方々、お得意様、町内会等の世間に義理を欠いて失礼な事なのに、おトしゃんは意にかえしません・・・

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わたしは、お母さんに最も近しい遺族なのです♪
『前夜式』が始まるまで式場の最前列で・・・式・・・を待ってます♪
わたしの、このような姿を見て、皆さまが『チョコちゃん、礼服が似合うねlぇぇ』と声を掛けてくれます♪
昔、頂いたお洋服が、『わたしの礼服』として似合ったようです♪
礼服を所持しているワンワンなんて、そんなに居ないのでしょうか?

この後、お歌を歌ったり、お祈りを祈ったりして、明日の告別式の前夜の前夜式を終えました♪

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深夜、誰れぇぇも居ない教会で『神のみもと』で眠っているお母さんに別れの挨拶をしました。
おトしゃんに、お母さんの棺の上に、のせてもらいました。

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せっかく、だから・・・と、おトしゃんは棺の蓋をあけて、わたしにお母さんとの最後のお別れの機会をあたえてくれました♪

わたしは、お母さんに『♪チョコですよぉぉぉ♪、一緒ですょょょ、お母さんのチョコですよぉぉぉ♪』と、何度も何度も叫びました・・・・
無言のお母さんは、《微笑んでました♪》

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11月17日。
 
今日は何故か偶然なのか必然なのか、おトしゃんの誕生日なのです。
ここ何年も、おトしゃんは、一人で自分の誕生日を祝ってました。
でも、今年の誕生日は祝う訳にはいきません。

大事な告別式の日なのです。
お母さんがこの世とお別れし、火葬になるのです。
もう・・・・お母さんの体が無くなるのです。

わたしも経験がありますが、焼かれても熱くはありません。
死者には、炎がこれまでのすべての生を賛美してくれるのです♪


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おトしゃんと拾骨室に向かっていたら、何人もの、幼児様、お子様から声を掛けられました♪
『ワンワン』・・・、、ァ、『ワンちゃん』・・・と。

何時も死んだような風体のおトしゃんにくっついているわたしですが、やはり幼い純真な心にはわたしが生きているのが見えるのでしょうねぇぇぇ♪
わたしもおトしゃんも嬉しくて微笑んでしまいました♪

でも、こんな大事な時でも、おトしゃんは右肩下がりなのですねぇ・・・・


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あれこれが終わって、お家に、帰宅です♪

ドウダンツツジが、お帰りなさい♪と云ってくれてます♪
でも、3日前に、あれほど紅かった葉っぱが朽ちてます・・・・

お母さんが、死んだ事が解っていて、泣いていたのでしょうか???

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ぁぁ。
 
 
 
 
 

投稿者 choko : 2010年11月17日 23:59

コメント

奥様のご逝去に驚いています。
毎日苦しかった奥様、どうぞ安らかにお休み下さいませ。
福本様 お体をお大切なさって下さい。

投稿者 山芍薬 : 2010年11月22日 17:07

一昨日旅行から帰り、昨日ブログを見ました。
ただただ驚き、ことばが出ませんでした。
奥さまのご冥福をお祈りします。
奥さまも辛かったでしょうし、福本さんもお疲れでしょう。
落ち着いたらゆっくりなさって。

投稿者 さちよ : 2010年11月21日 12:01

奥様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

チョコちゃん、お母しゃん。
おトしゃんが淋しくないように、いつも傍にいてあげてくださいね。

おトしゃんさん。
とてもとても、お疲れでいらっしゃることでしょう。
どうぞくれぐれもお身体を休めてくださいませね。

投稿者 Kikurin : 2010年11月21日 01:30

奥様がご逝去されましたこと、驚いて拝見いたしました。
遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
おトしゃんもご心労のことと存じます。
どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。

投稿者 tomo : 2010年11月19日 21:16

突然の事で驚いています。
奥様が安らかに天上界へ行かれます事をお祈り申しあげます。

投稿者 furu* : 2010年11月19日 17:36

安らかなお眠りをお祈り申し上げます。

投稿者 トラのお姉さん : 2010年11月19日 15:38

お悔やみを申し上げます。
奥様も、お辛い闘病生活でしたでしょう。
そして、福本様の介護に感謝していらっしゃる事と。
ご冥福をお祈り致します。

投稿者 温和丸 : 2010年11月18日 17:44

 ブログを見て驚いています。お悔やみ申しあげます。祭壇の写真で初めて奥様にお会いすることになります。奥様のご冥福をお祈りいたします。

投稿者 A : 2010年11月18日 16:16

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