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2006年04月26日

「秘境探検と航空写真-北大遺跡保存庭園と競馬場」

 この写真で右側少し上に写っている長方形の部分が北大のホッケー場である。さらにその左上に陸上競技場の楕円形のトラックが見える。写真で、このホッケー場の上側で陸上競技場の右側にある木立のこんもりとした場所が「北大遺跡保存庭園」である。遺跡庭園の横を流れる「サクシュコトニ川」の川面は写真からは見えないが、北大第一農場の縁からつながる木立の列と、写真上部に写っているエルムトンネルの入口(出口)の横を通る水路でかろうじて認めることができる。この川の近くにある六角の雪の結晶を模した建物は木造の昔のものから建直した恵迪寮である。恵迪寮の下側に野球場が認められる。

 桑園の市街地が楔状に写真右側北大構内と競馬場を分断し、写真の中央に競馬場の芝生のコースとダートコースが楕円形に写っている。競馬場は壁で区切られていて、この壁沿いにポプラの並木があり、写真でみるとかなりの長さである。民家と比べると競馬場の大きさがわかり、雪の季節にはこの競馬場一面が雪原になるのだから、冬季は競馬場内は秘境となる。写真に写っている北大構内の第一農場も状況は同じである。

 競馬場の周囲にある並んだ建物は馬房で、競馬シーズンに馬を入れておく建物である。競馬場の左側の細長の建物が観客のためのスタンドで、写真からも大きな建物であることが分かる。スタンドの建物の横(前)はレース前に出走馬を引いて、観客に見せるパドックと呼ばれている場所で、航空写真で上から見ると楕円形でデザインされているのが分かる。この場所に、旗手が乗って疾走する3等の馬の大きなブロンズ像が置かれているところが確認できるけれど、上から撮った写真でもあり、拡大しても馬の像までは見分けることは出来ない。

札幌競馬場A.jpg

写真提供:北海道CMC㈱

投稿者 esra : 2006年04月26日 07:41

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