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2006年02月27日

「小別沢トンネル付近」

 中央区宮の森と西区小別沢をつないでいる小別沢トンネルは、秘境よりは心霊スポットのカテゴリーに分類されるところである。もっとも心霊スポットとして名高かったのは以前のトンネルで、2003年4月に開通した現在のトンネルは長さ約230メートルの真っ直ぐな何の変哲もないトンネルである。以前のトンネルの様子はインターネットで検索すると、心霊スポットの関連ページに沢山出て来る。

 このトンネルは小別沢側から札幌に出るため、地元の人が二年がかりで百メートル程を素掘りで貫通させたのが始まりだそうである。その後鉄骨やコンクリートでの補強が行われたのだが、老朽化が進んだため、新しいトンネルに生まれ変わった。新しいトンネルとなって心霊スポットの名声も色あせたようである。
小別沢トンネルA.jpg

 トンネルの宮の森側には写真のお堂がある。地図には「北炭雲釈迦堂」と名前が記されているけれど、由来は分からない。お堂の内に何があるかは確かめることは出来なかった。このお堂からは札幌の都心部が遠望でき、眺めはなかなかよかった。
北炭雲釈迦堂A.jpg

 お堂あたりから住宅地からトンネルに向かう山道になり、幅員が狭くなるとか通行注意とかの標識が目につく。冬道でこの小別沢線をドライブするのはちょっと緊張する。トンネルを小別沢側に抜けると、人家のない雪景色となる。雪が消える季節なら畑が見えてきて、大都会札幌から急に田舎の風景に変わるはずである。

投稿者 esra : 2006年02月27日 03:51

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