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2006年02月25日

「札幌御嶽神社」

 新聞のチラシに札幌御嶽神社の宣伝が入っていた。神社も参拝者が来ないとお賽銭収入が無いからそれなりの企業努力をするのだ、となんかビジネスの感じがする。古い神社なら、町内会とか氏子有志とかが夏秋の祭りに合わせて各家庭を個別訪問して寄付集めをするとか、宣伝しなくても大晦日・元旦とか七五三のお祝い月に詣でる人が賽銭箱に投げ込む金額が一定していて、新聞のチラシで宣伝する必要もないのだろう。

 するとチラシで地元にその存在を知らしめる必要があるとすれば、これは新しい神社ではなかろうか。それなら一つ実地検分をせねばと車を走らせて行ってみた。宮の森にある聖心女子学院高・中校の横を通過して小別沢トンネルを抜けたところで、福井の左股川の手前のところ、大倉山の西側の裾野にこの神社はある。冬なのに除雪した車道が神社の境内まで延びている。やはりチラシで宣伝していたように車での参詣者を想定している。

 人の足跡もついていない神社の鳥居へ続く雪道を上がって行くと、御嶽神社の社殿の前に出る。写真の社殿は新しそうに見えた。しかし、築何年かは分からない。主祭神の説明の看板があって大己貴命(おおねむちのみこと、大黒様)、国常立命(くにとこたちのみこと)、少彦名命(すくのひこなのみこと、恵比寿様)が祭られている。
御嶽神社1A.jpg

 社殿から鳥居の方向を見ると目の前に五天山と福井の町並み、右側遠くに手稲山の山頂が望める。しかし、神社の周りには人家もなく、参詣者も見当たらず、少なくとも冬の間は秘境の佇まいである。
御嶽神社2A.jpg

投稿者 esra : 2006年02月25日 12:57

コメント

私は30年前に福井、20年前に西野に住んでいました。
厳しい父に連れられて、小学生の頃に福井側から
小別沢のトンネルを徒歩で抜けました。(本当に怖かった)
かなりの冒険に感じたものです。
その頃はこの神社もありませんでしたし、近くの老人施設も
ありませんでした。その頃はカエルや山椒魚の生息地で
良く獲りにいきました。
あと、この辺りは解体業者、今で言うペットホテル
(屋外の放し飼い・・・)、あとは畑でした。
今思えばかなりの秘境でした。

投稿者 ノルト : 2006年03月01日 09:48

新聞のチラシに載っている「秘境」とは、世界初ではないでしょうか?
今世紀の大発見でしょうね♪万歳万歳

投稿者 福本義隆 : 2006年02月25日 21:32